仕事場は常にラジオがかかっていて、先週くらいから午後三時をすぎるとアニメソングタイムになった。
地震から一週間ほどたってからの出社のときはまだライフラインや状況情報が主な内容だったのにだんだん歌が流れるようになってきた。
ラジオパーソナリティーの方の軽快なトーク(たまにシビアな内容だ)。
ぽぽぽぽーん
がフルバージョンで流れるようになり、企業CMは被災のお見舞いからはじまる保険会社のものが多く、時間が確実にながれ、取り巻く状況も変化しているのだということがわかる。
時間はながれている。
状況は変化し続ける。
ただ気持ちが追いつけないでいる。
それはふと目線を変えればうつるものがあるからだろう。

